ラジオのちから

なぜだかめっぽう気持ちが落ち込んでしまった。
特段なにかあったわけではない。
ミスをしたわけでも、仕事で怒られたというわけでもない。
ただ単純に、自分の力のなさを痛感しただけで、先は長い道のりだと途方にくれただけだ。

帰ってから、ラジオをつけた。
ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン
途中ブランクも幾度かあったが、ナイナイ時代からもうかれこれ10年以上は聴き続けている。

ビタースウィートサンバとともに、岡村さんはいつもと変わらず、この一週間について吠えていた。
おかしくて、くだらなくて、つい笑ってしまった。

これから先、どうやって進むべきか道を見失ってしまったとき、ラジオを聴くことを覚えた。
スピーカーの向こうから聴こえる声は、いつだって私の味方だった。
パーソナリティと対等な位置にいたハガキ職人たちは、いつだって私のヒーローだった。

ラジオがなかったら私は、私でいられなかった。
私は、ラジオが大好きだ。

気がつけば、気持ちは少し上向いていた。